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2011年中国市場スマートフォン購買動向アンケート -後編-

前回の『2011年中国市場スマートフォン購買動向アンケート -前編-』に続いて後編を。



前回、カタログスペックで最重要視するのは"操作系統 = OS"というところまでお伝えしました。




では、どんなOSを選択しようとしているのでしょう?

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上はスマートフォンユーザーの回答ですがAndroidが57.8%と圧倒的です。


下は非スマートフォンユーザーですが、こちらでも34.1%と33.3%のSymbianを抑えてAndroidがトップに立っています。




先日GfK社から「2010年第3四半期にアジア市場でAndroidが販売シェアトップに」などと報道されましたが、やはり確実にAndroid人気は高まっていますね(^^;







さて、次は「どのメーカーのスマートフォンを購入するか?」という質問です。

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上の図はスマートフォンユーザーの結果ですが、HTCやモトローラと中国でAndroid端末を数多く提供しているメーカーが1位、2位を占めています。


下の図は非スマートフォンユーザーですが、こちらはまだまだバラけているようです。「还没想好」、まだ決めていないというユーザーも12%ほど存在しています。




双方で、現在はM8、そして2010年末にM9をAndroidで提供すると言われている魅族(Meizu)がランクインしているのも特徴的です。








次は「どこでスマートフォンを買うか?」という質問です。

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こちらは左側が現在持っているスマートフォンをどこで買ったか、右側が2011年に買うとしたらどこで買うか、という質問結果です。


水货市场(輸入製品扱い店)とC2C网站(タオバオなどC2CのWebサイト)が増える傾向にあるようで、逆に手机专卖店(携帯専門店)で買うというのが23.8%から11.2%に落ち込んでいるのも特徴と言えるでしょう。





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この図は2011年に買う場所をスマートフォンユーザーと非スマートフォンユーザーに分けたグラフです。


左側が非スマートフォンユーザーなのですが、国美電器苏宁電器や家電販売店などリアルな店舗が好まれているのが特徴ですね。


片や右側のスマートフォンユーザーでは、水货市场(輸入製品扱い店)やC2C网站(タオバオなどC2CのWebサイト)が好まれていますが、この辺は購入経験、いわゆる"慣れ"や"安心感"といった部分が作用しているのではないかと思われます。








続いては購入予算です。

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こちらはスマートフォンユーザーのアンケート結果で、左側は現在持っているスマートフォンの価格で、右側が2011年に購入する際の予算感です。

3,000元(≒38,000円)くらいまでなら許容するよ、という人が増えていますね。




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こちらは非スマートフォンユーザー(右側)を加えて、比較したデータですが2,000元(≒25,000円)の価格帯が一番多く、先のスマートフォンユーザーが現在持っている価格のグラフと傾向が類似しているのも特徴的です。




初めて買うユーザーは2,000元、2回目は3,000元くらいまでは、というのが傾向ということでしょうか(^^;









次は「購入する際のどの情報を頼りにするか?」という質問です。

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これは非スマートフォンユーザーに絞った質問のようですが、圧倒的に「手机论坛(携帯ユーザーフォーラム)」と「朋友(友達)」の情報を頼りにするのが多いですね~

やはり信頼できる第3者情報を口コミで、なんでしょうか(^^;







最後に、現在のスマートフォンユーザーが不満に思っていること(上図)、改善してほしいこと(下図)のアンケート結果を。

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似たような質問なので、似たような結果になっていますがどちらもトップは「バッテリーの持ち(時間)」で、2位が「OSなどの実行速度が遅い」です。


これは、中国に限った話でなく全世界共通のお話のような気もしますが(^^;








さて、いかがでしたでしょうか?




現在スマートフォンを持っているユーザーなら、3,000元くらいまでの価格帯の端末をタオバオなどで、持っていないユーザーなら2,000元くらいまでの価格帯で家電販売店などリアル店舗で、というのが目安になるのかもしれません。

OSはAndroidで...(^^;





対象人数が1,191人とそれほど多くはないですが、傾向として捉えていただき何かの目安になれば。

















情報元 => ZOL调研中心

テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

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